連結納税では、連結納税グループ全体の法人税地方法人税を親会社がまとめて納税します。
子会社は自分が負担する税額を親会社へ支払います。
逆に還付の場合も親会社が連結納税グループ全体の税額をまとめて受け取ります。
子会社は自分が受領すべき税額を親会社から受け取ります。
親会社と子会社の間での税金の精算をするかどうかは任意です。
精算をしなくてもいいし、精算をしてもよいです。
精算をしない場合は損益が生じます。
親会社からみると、子会社から税額を受け取らない場合は損失(貸倒損失のようなイメージ)を損益計算書に計上します。
子会社へ税額を支払わない場合は収益(債務免除益のようなイメージ)を損益計算書に計上します。
この損失と収益は法人税の計算上はなかったものとみなされます。
完全親子会社間の寄付と受贈益の関係であるためです。